徒手によるヘルニア犬の治療矯正

現役のリハビリ職の私が、様々な手技を通して犬の治療を行っています。

犬の椎間板ヘルニアの徒手治療


早速、先天的に背骨に癒合があるフレンチブルドッグの治療矯正を始めていきましょう!


まずは背骨の矯正。
背骨の右半分が癒合しているので、体を右に曲げづらい様です

大人しく治療矯正を受けているのが可愛らしいですね(笑)
背骨を全体的に矯正していきます


続いて骨盤の矯正。
4歳まで歪んでいたのが体に染み込んでいます


背骨1つ1つの可動性を出してあげるのがポイントです

特に症状である泌尿器系の神経支配である胸椎と腰痛の繋ぎ目を念入りに治療していきます


最後に全体を調整して治療は終了です

徒手治療から数日後。。

治療矯正をしてから数日後、飼主様より連絡が来ました。
ガマン汁がほとんど出なくなったというのです

嬉しい限り

おしっこする時の悲鳴も聞かれなくなり喜んで頂けたようです

効果は約3週間続いたと言っていました

症状とレントゲン写真

フレンチブルドッグのオス。4歳です。
こちらはレントゲン画像。人間と違い保険が適応されないので貰えたそうです。

見づらいかもしれませんが、腰椎の3番と4番の右側が癒合しています。先天的なものだそうです。

症状です
おしっこを痛がる
ガマン汁が出る
左に体を反らせて歩く
椎間板ヘルニアの症状ですね。

この椎骨部分からは泌尿器に関係する神経が出ているので、上記の症状なんですね。

次回は治療を綴りたいと思います!